
| 刑事ジャッカル 第5話 |
※注 物語は事実ではありませんので。 刑事ジャッカル
Act5.犯人の素顔 2008年10月5日 夜 自宅に戻った玉木は、急いで電話をかける。 男「ウィ~ス。まだ、予定たってないよ~ん。」 玉木「おいっ、ふざけんなよ!やべーよ。絶対ばれてるよ。」 男「あん?・・・何かあったの?」 玉木は、今日、富田とのことを伝える。 玉木「これから会えねーかな。相談したいんだよ。」 男「あ~、いいよ。OK!OK!じゃあ、いつものとこで.。」 ■ 同時刻 天神警察署内 富田は、5年前の事件を考えていた。 5年前の事件、玉木は万代シティ近くの交番で勤務していた。 そして、現場に着いたのも最初だった。 巡回中にたまたま近くにいたという話だ。 何か引っかかる程度のことだが。 もしかしたら、玉木が犯人を見ているかもという直感かも知れない。 明日、玉木にあの時のことを聞いてみよう。 何か、ヒントが隠されているかも知れない。 富田は、びっしりと名前が書かれた手帳を開く。少なく見積もっても100人以上はいるだろう。 ほとんどの名前には線を引いてあるが、その中の3人の名前だけは線を引いてなかった。 田中 直行 神谷 良太 鈴本 隆 今までの調査してきた人間はシロだった。 この3人の内誰かなのか?それとも、この3人以外なのか? ふと妻、涼子の顔が浮かぶ。 くそっ!たまらなく机を叩く。 「きゃっ。」 急に机を叩く富田にビックリする女性の警察官。 富田「すまない・・・」 クールダウンする富田。 「富田さん。すみません。お電話ですけど・・・青山 一樹と言う方なんですが・・・」 何処かで聞いたことある名前だ。どこだったかな? 富田「はい、富田です。」 ■ 人気のない公園 玉木「おせーよ。隆」 玉木はイライラしていた。 隆「わりぃーね。ちょっと渋滞。」 玉木「早速で悪いんだけど、・・・どうする?」 隆「あ~、そもそもお前ってなんで刑事になったん?ジャッカル近くにいんじゃん。」 玉木「灯台もと暗しって言うでしょ?それに、せっかくだから刑事になってみたかったんだよね。」 隆「何で?・・・ポリスストーリー?」 玉木「なんで、ジャッキー?あぶデカの方だよ。」 隆「あ~。」 玉木「ちょ、そんな話じゃないよ。ヤバいって話になってんでしょ。」 隆「う~ん、お前の勘違い?って言うのは」 玉木「いや、あれマジで疑ってるって。目つきヤバいもん。」 隆「・・・」 玉木「それよりさ、あのビデオ。まだ始末してないの?」 隆「・・・」 玉木「なんで、何もいわねぇの?」 隆「・・・1本、ダチにくれた。」 あまりの発言に思わず、隆を二度見する玉木。 玉木「あぁ!何考えてんだよ!」 隆「いや~だってさ、女子高生の子、俺好きじゃなかったし。って言うかお前じゃん。」 玉木「何考えてんだよ!ふざけんなよ!」 隆「まぁ、熱くなんなって。いいか?そいつは俺のダチで生粋の変態だ!絶対そのビデオ流すわけねぇし。・・・大丈夫だって。」 玉木「お前何考えてんだよ。・・・ヤバいよ。絶対捕まるよ。」 二人の間に沈黙が流れる。 玉木「明日、そいつん家に取りに行けよ。」 隆「あぁ!何でお前に指図されなきゃいけねーんだよ。殺すぞ!」 玉木「・・・今、そんなこと言ってる場合じゃないって。・・・本当に捕まるよ。頼むよ。」 隆は考える。 隆「チッ、・・・明日、取りに行く。それでいいだろ?」 ほっとする表情の玉木。 隆「これで、話は終わり!・・・そう言えばお前、ここまで何で来た?」 玉木「あ~、タクシーで。」 隆「そうか!じゃあ乗ってけよ。送ってやるよ。」 二人は隆の車に向かう。
青山「お久しぶりっす。富田さん!覚えてます?」 富田は声を聞いたら、思いだした。 前に少年課にいた時、補導した青山 一樹だった。 実際は仲間から袋、という所を補導の形で助けたのだが。 富田「一樹か。どうした?久しぶりだな。真面目に働いてるか?」 青山「もうバリバリっす。・・・それはそうと、富田さんに見て頂きたい物がありまして」 富田「なんだ?」 青山「最近、変なビデオが出回っていて店にもきたんですが、どうもそれが本物っぽくて・・・」 富田は、事件のにおいを感じ取った。 ■ 隆の車の前 ワゴンタイプの灰色の車。 その車の前で、二人が話している。 玉木「わりーね。」 隆「いいって、別に。」 隆はあたりに人がいないことを確認する。 玉木が後部座席に乗り込もうとした瞬間、背中に電気が走った。 隆は、玉木の背中にスタンガンを押し当てていた。 玉木は、意識を失う寸前だ。 隆は何事もないような感じで、玉木を後部座席に押入れ、車を走らせる。 隆「お前って、ホントっビビりすぎ。使えねーよ。って事で、永遠の眠りをプレゼントしちゃいます!」 玉木の口からはかろうじて「隆」と声が出る。 隆「んっ、あ~。ちなみに俺、隆じゃねえから。」 ?「俺、良太!神谷 良太って名前なんだよ。始めまして!冥土の土産ってことで。はははははっ!」 笑いながら運転する神谷に玉木は絶望を感じながら、落ちて行く。 |
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