
| リミットエクシード① ~クロイ編~ 第二章-1 |
二章
光が収まると私は地面に倒れていた。後頭部に痛みが走り、手でさする、どうやら出血はしていないようだ。
「いった~・・・。」
着地に失敗して後頭部を打ったらしい。まぁ、着地に失敗したのは今、私の胸で寝息をたてている少女が主な原因だが今は気にしないことにしよう。
少女を抱えると自分の上体を起き上がらせ、少女を起こさないように地面に横にする。クロイは少女の額に手をやる。どうやら状態は落ち着いているようだ。
「・・・どうやら間に合ったようね。」
他に外傷が無いか一応確認したが、軽い傷が何箇所かあるだけで特に大きな怪我はしていないようで安心した。
「さてとっ、そこの人ちょっといいかしら?」
先ほど私がこの少女を視界に捉えた街角の影から一人の男の警官が不安そうな足取りで出てきた。よく見ればここへ来る途中、私を止めたあの若い警官だ。様子を見るためあそこから見ていたのだろう。
「・・・あの、もう大丈夫でしょうか?」
見れば分かるだろ!と言いたい気持ちはあったが、まぁ、一般人の反応としては至極当然の反応だろう。そんな気持ちを抑え警官に笑顔で言った。
「ええっ、もう大丈夫ですよ。」
そういうと、近づいてきた不安な顔をしている頼りなさそうな彼に尋ねた。
「現場の責任者はどなたです?」
「一応、自分です。」
「そう、ちょうど良かったわ。とりあえず、この子を家に帰しましょう。案内してもらえますか?」 「えっ・・・」
若い警官は片手で頭をかきながら少し考える。
「そうですね。了解いたしました。」
そういうと、彼は無線機を使い何やら指示を出した後、彼は少女を抱きかかえた。
ふぅ、と一息ついて立とうとした私に彼は手を差し伸べてきた。
「どうぞ。」
「ありがとう。」
彼の手を支えに私は立ち上がるのを確認すると彼は私に言ってきた。
「とりあえずこの子の身元を確認するのでとりあえず署の・・・」
彼が話し終わる前に私は口を挟んだ。
「それなら大丈夫です。」
「えっ?」
そういう彼にスッと住所と地図の書かれた紙を彼に差し出した。
「これにその子の住所が書いてますから、」
------------- とりあえず、ちっとだけ投稿しときます~ |
| タグ | 小説 |
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